法律事務所の事務員さんの仕事内容は?(事務員さんは弁護士の誤字にうるさい!)

弁護士

法律事務所の事務員さんって一体何をしているのでしょうか。まあ、通常の会社のような事務職一般(お茶出しなどの来客対応、コピー取り)と似たようなことも求められるのですが、法律事務所の事務員さんには、弁護士を補佐する業務なのでもっと高度の職務内容が求められます。

当事務所では、あたしの誤字脱字がひどいので(胸を張って言います、ひどいです!)、事務員さんに裁判所に提出する訴状、準備書面、証拠説明書などの書類に誤字脱字がないのかを必ずチェックしてもらいます。あたしのひどいよくあるミスをあげると、「おねがいします」という文字を「おねぎあしませ」とか…ああ恥ずかしい、もろもろたくさんあるのです(笑)

まあ、でも弁護士と言うものは、きっと誰しもが誤字脱字の経験があるのではないでしょうか。そしてそれが恥ずかしい事態を巻き起こすこともあるのです。このツイートはそんな話です。

これは新人の事務員さんが新人弁護士の訴状を裁判所に提出しに行った時の出来事です。訴状を受理するため裁判所の書記官さんが訴状のチェックをするのですが、その時の書記官さんは(よりによって)とても厳しい方で有名だったようです。

その書記官さんは訴状に目を通して連帯保証が連帯和尚になっていたにもかかわらず「にこり」ともしてくれなかったようです。これは連帯保証ですね、と全部冷静に突っ込みを受けたようです。ああ、無慈悲!!(笑)少しくらい笑ってくれれば、事務員さんも救われたでしょうに…

それにしても連帯和尚の破壊力たるや(笑)和尚さんが手をつないで仲良く並んでいる姿しか思い浮かびません(笑)おかげさまでこのツイートはどんどん伸びまして、1100以上ものいいねがつきました。

なお、この事件があって以降というもの、うちの事務員さんは弁護士なんてミスをするものだという信念を強く抱くようになりました。そしてその信念は、勤務先の事務所を変わっても、下らない誤字脱字を繰り返してしまうあたしという存在によって増強されていくのでした(笑)

なお、Twitter上でも法曹関係者の誤字脱字ネタが見受けられます。たとえば裁判所に「相手方代理人直送済み」のところを「相手方代理人鳥葬済み」と送ってしまった(これはTwitterの「ふたつのいす」先生のネタです。もうこのふたつのいす先生は天才的な文章力で面白いんですよ必読です!!)とか、どなたか忘れましたが、調停事件申立書の申立代理人印欄と記載すべきところを申立代理人淫乱と記載したまま裁判所に提出してしまったとかですね(笑)

いやぁ、面白いですが、これをチェックする事務員さんには頭が下がります。いつもすみません弁護士を代表して謝ります(笑)

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