資格試験に受かりにくい受験生とは…(がんばれがんばれ受験生!)

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資格試験に受かりにくい受験生の特徴

あたしも受験生だった時代はありまして、もう一昔前のことなので偉そうに勉強法だとかは伝えられそうにはないのですが、受験である以上、普遍的な事象ってあるとは思うんですよね。

そして資格試験に合格する方法って色々とあると思うのですが、合格しない受験生(合格しにくい受験生)っていうのはある程度一般化できるのではないかなと思うんです。幸せはいろんな顔をしているが不幸はみな同じ顔をしている、みたいな。

そこで、あたしの考えをまとめた上で、Twitter上で同業者の皆さんにご意見を聞いてみました。なお税理士の方からも税理士試験もこれは同じですと言われたので、やはり資格試験共通にいえる特徴かもしれませんね。

素直じゃない人(頑固な人)

これってバカにできない話です。人からダメな点を指摘されてもそれを受け入れられないって自分の改善すべきところを改善しないということなので、当然合格は遅れると思います。

たとえば答練を受けて、○○の論点を書きましょうという指摘が採点者から入ったとして、「こいつ分かってない、オレは○○をちゃんと書いたのに!」といって採点者を責めるタイプ。こういう人より「そうか気づきにくかったんだな、今度は独立して段落を設けて分かるように書こう!」と工夫するタイプが合格に近いタイプかと思います。

ちなみに、この現象は弁護士が準備書面で主張したのにあまりくみ取ってもらえずに裁判官がさらっと負け判決を書いた場合にも当てはまる(チクショーこの裁判官わかってねぇぜ!)ことに気づいて自分にもザクザク刺さっています。

なお、Twitterでは「プライド高くてもこっそり言われたこと試してみる」ことが大切だという声が寄せられました。また「謙虚に「真似る」ことをしない人。凡人はまずは真似ることからだと思う。」という声も。素直さに関係する言葉だと思います。

それと素直であることに関連してですが、「孤立しがち」なのは気を付けたほうが良いとのことでした。「雑談レベルでも入ってくる情報って重要なんでしょうね。「孤立したら落ちる」は環境が異なる複数回受験合格者の多くが言っていて、興味深いです。」とのことで、おそらく情報が入ってこないと独自路線に走ってしまって独善的になるからでしょうね。周りの情報を遠ざけて頑固になっちゃだめです。

いろんな教材に手を出す

情報が多すぎるほど入ってくるとこれまた問題で、色んな教材に手を出してしまいがちです。しかし、これも合格から遠のいてしまうのではないかと思います。いろんな教材に手を出した結果、最初の部分、たとえば民法総則、権利能力の主体だけに詳しい受験生とかイヤでしょう(笑)

そもそも、この世にこれをやれば合格するなんて完璧な教材なんてないのですから、そこはある程度妥協して、絞って繰り返すほうがよっぽどいいのではないかと思うのです(これは最後にあたしの勉強法で書きます、お役に立つか分かりませんが…)。

Twitter上では「100%合う教材はない」のだから「ちょっと気に食わない部分は他からその教材に書き写す」などの工夫をすべきとの意見がありましたが、まったく同意見です。

他方で合格しにくい受験生の傾向として「過去問を解かない。」という声もありました。過去問はいうまでもなくゴールを教えてくれる最高の教材なので、これはなるべく早期にとりかかったほうが良いと思います。

勉強法のうんちくがすごい

勉強法マニア、これもまた、合格が遠いのではないかと思います。格闘技で個別の技に詳しいからといって格闘技が強いかといったらそうでないでしょう。

他方で、「なかなか行動(試行錯誤)しない方が問題で、例えば、様々な勉強法を“実際にちょっと試した”結果として「うんちくがすごい」のは悪くないです。」というご意見もありました。ただ癖のあるベテラン受験生は勉強法マニアでうんちくがすごい方がいたので、やはり「勉強法のうんちくがすごい」はあげてしまいますね。

勉強時間・量が圧倒的に足りてない

もう、勉強時間と量、これは絶対的な話ですから説明も不要かと思います。天才以外は、勉強しなければ、合格しないのです。質より量が大事で、質を高めるという自己判断ではできないことをしないという指摘もありました。

勉強の量と時間の確保。ところがですね、Twitterでも挙げられていたのですが、不労生活(浪人生活)を全力で楽しんでしまうという、ね。そこは自分を律しないといけないんです。

それとこんな警告も目にしました。「Twitterやってる暇あったら、受験勉強した方がいいと思うよ、マジで。」。うん、マジでTwitter含むSNSには気を付けてくださいね…(笑)

弱点の洗い出しをしない

弱点の洗い出し、これはTwitterで皆様のレスを読んでいて、急に思い出したことです。

資格試験は範囲が広いため、弱点を洗い出してそれを克服するという作業が重要になってきます。模試や答練をいろんな理由を付けて受けないというのも弱点の洗い出しをしないということですね。Twitter上では「他人に添削されるのを嫌う人(は合格しにくい)。」との声も上がりました。

アウトプット(答練や模試)が重要だと聞くと思います。実際にアウトプットをすることは、そもそも弱点の洗い出しのためです。把握して一つ一つ克服することが重要なんだと思います。

これのリプで「同じ趣旨かもですが、伊藤塾で、択一は各問の手応えを ◯絶対にコレ! △こっち?自信ない ×分からん… 印をつけておいて、◯なのに間違えてたら猛復習しなさい。 △×は正答率と比較して自分の手応えと同じならOK。 乖離してたら(×なのに80%とか)やはり復習…とか言われたのを思い出しました」とご意見がありました。手ごたえとの比較ですね、あたしは普通に客観的な×(間違い)△(迷った)だけでしたが、これもいい方法だと思います。

また、Twitter上ではこんな声も。「本試験の敗因分析をしない人ですかね…再現答案に落ちた理由が詰まっているのですが、そこにとことん向き合えないまま次年度の勉強に進んでしまう人です。 プライドが高すぎるのだと思います。」「初見の本試験を本番の条件で解いた再現答案は最高の軌道修正材料ですからね…。」。これは、弱点の洗い出しの最たるものだと思います。

そのほか「定義を覚えない」とか、「六法を引かない」という点を挙げてる方もいました。六法は引こうね。約束だよ!

一昔前の予備校事情について(アガルートって何なのよ!!)

余談なのですが、昔は予備校がたくさんあってですね、下記ツイートをしたところ、元受験生同士が集まってきて昔話で盛り上がりました。伊藤塾(伊藤真の司法試験塾)が新興勢力だったこともあるんですよ(笑)もうみんな大好き早稲田セミナーの成川学院長。絶対合格の叫び、ライフリー(笑)

若手弁護士の皆様から、今はアガルートやベクサなどが人気だと教えてもらいました!

あたしの受験方法(参考までに)

今は時代が違うので需要があるか分かりませんし、色々とあたしの事情を公開してしまうと容易に特定されますので、資格の勉強法についてだけ少し触れます。

いろんな合格法があると思います。あたしは生まれてこの方一冊の本も読んだことがないという弁護士も知っています(笑)なかなかクレイジーでしょう。

合格する方法は山ほどあるけれども、受かりにくい受験生は一定の型があると思いましたので、本ブログ記事を書いてみました。

受験生の皆さん、今も辛いけど受かっても辛い!でも同じ辛いなら受かったほうが良いです、頑張ってください!

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